2010/01/17

成人の日



 昔は《成人の日》と言ったら、毎年1月15日で《父の誕生日》だった。
新年から壁に貼っている《日本の犬のカレンダー》では、1月11日が赤になっていたので、姪っ子たちにあわてて《おめでとう》のメールを書いた。

 わたしには姉が二人いて、新年早々、二人とも長女の成人式を迎えた。
そのうちのひとり、滋賀の姪から写真が届いた。
姪っ子は姉の着物を着ている。懐かしくて涙が出そうだ。
朝五時に起きて成人式の支度をしたとあって、かなり疲れた顔をしているものの、見違えるほど美しくなってくれたものよのお〜。おばちゃんは感激なのである。うるうるうる。
(後ろで散らばってるスリッパが、いかにも姉のうちって感じだヨな〜)

 姪っ子たちが生まれる前の年に日本を経ったので、お誕生の感激の渦に参加できなかった。
フランス革命200年記念の、トリコロールの哺乳瓶を日本に送った記憶がある。
お年玉はあげたことがない。
抱っこしたこともない。

 写真の方じゃない、もうひとりの姪が、ゾエの誕生の時に姉と二人でフランスに来てくれた時、スーパーで見失いそうになったので、思わず手を取ったら、姪っ子が叫んだ。彼女はそのとき中学生で、わたしよりも背が高いぐらいだったのだが、それでもかわいい中学生だった。その姪っ子が、わたしに手を取られて、叫んだ。
 「おばちゃんと手をつないだの、生まれてはじめて!うれしいっ!」
わたしとっても恥ずかしかったけど、いや〜おばちゃんも嬉しかったヨ。
 姪が中学生になるまで、手を取ってあげたことがなかったなんて、恥ずかしいおばちゃんである。
この姪にもまた、お年玉をあげたためしがない。彼女は春から社会人になる。
写真の方の姪は、母親と同じ看護師さんになるべく、勉強している。

 姪っ子たちが二十歳なんて、びっくりだ〜。
社会人になるまで育て上げたなんて、姉たちにも頭が下がる。
わたし、あと七年もある。不安だ。
(フランスは成人は十八歳だから、あと五年なんだけど。。。)


 成人式の時の同窓会が、懐かしいなあ〜。うるうるうる。

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