2009/02/23

拝啓

 フランスに戻りました。いっやあ〜、寒いです。
日本には2月5日に出発し、2月7日から13日の朝までおシゴトをして、その昼からフリーとなり、21日にトゥールーズに戻って来ました。詳しくは、おいおい書き連ねて行くとしますが、日本でお会いできたみなさん、お世話になったみなさん、会えなかったけど声だけは聴けたみなさん、本当にありがとう。うれしかったです。
連絡できなかった方、すれ違いになってしまった方、待っていてくださった方、本当にごめんなさい。

 また、がんばって帰りますので、その節はどうぞよろしく。

 子どもたちは元気です。
ノエミは冬休みの宿題を終えておらず、いきなり母に怒鳴られました。ずいぶん身長が伸びたように思いますが、さすがにお土産に買った25センチの靴は大きすぎました。
ゾエは二本目の乳歯が落ちて、変な顔になっています。髪もぼさぼさに伸びて、不憫でした。くっつき虫ですが、かわいいもんです。
子供たちはやせ細ってもおらず、風邪も引いておらず、五体満足、本日から新学期、元気に学校に行きました。

 わたしは、名古屋での最後の夜に、ホテルでメールを見ることができたのですが、そこでひどく悪い知らせを受けてしまい、最後の夜と、ふたつの飛行機の中での合計14時間近くを、不安と緊張の中で過ごしました。

 鹿児島で何気なく手に取って買った「佐藤一人さん」の本を飛行機の中で読みました。その中で「ついてる」と1000回唱えたら良いことが起こるというお話があり、普段はそんなことはぜんぜん信じないわたしなのですが、その時は例の悪い知らせに絶望的になっていたので、飛行機の中で「ついてる」と1000回唱え、帰宅してからも布団の中で1000回唱えました。
 そうしたら、数日前に受けた悪い知らせがもたらした、その大きな問題点が、本日一気に解決したのです。我ながらびっくりしました。どうしようもない問題だと思っていたので。飛び上がって喜びました。「ついてる」と叫んで、涙まで流してしまいました。

 自分はいつもついてる人間だと思っていましたが、いや、本当に、こんなについてる人間とは思ってもいなかったので、このおまじないの不思議な力に、ただただびっくりするばかりです。

 実家で母に「便器の蓋を閉めないと、うんが逃げて行くよ」と言われ、そのせいで、便座の蓋がおりていないことがやけに気になりだし、うんが逃げないようにせっせと気を使い始めた、この数日間の自分の心がけも、大きく力を貸してくれたのかも、しれません。

 とにかく、乱気流に巻き込まれることも無く、無事に我が家に戻りました。
「佐藤一人さん」が本の中でおっしゃっている、「目の前の人を大切にする」ということを、深く心に刻んだのであります。
取り急ぎ、無事帰宅のお知らせと、もろもろのお礼まで。

みなさんお世話になりました。また会う日まで。


みのり

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