2009/01/19

笑う角には福、福ちゃんも笑った。





 年明け最初の中学のにほんごクラブで、福笑いをやった。

 けん玉と羽根つきの羽子板とカルタも見せ、破魔矢とプラスチック・ミニ門松も、持って行ってみせた。除夜の鐘と、おみくじと、お年玉について話した。
 日本のお正月は、もう20年以上味わっていない。お餅もずいぶん長いこと食べていないなあ〜。今日は、やっとそばを食べたので、やっと年を越した気分だ(?)。去年の年末には、おそばを打たなかった。

 中学のにほんごクラブは、お昼休みの50分だけのもので、義務ではない。お昼に自宅に帰って食べない子供のためのクラブだが、にほんごクラブに来ている子供の多くは、自宅に帰って食べてもいいのに、わざわざクラブ活動のために食堂に残っている子供たちがほとんどだ。午後の授業のせいで、2週間に1回しか来れない生徒もいる。1回50分なので、たいしたことができないのだが、にほんごクラブが始まった時に、あまりにも張り切っているわたしを前に、生活指導の先生が、「このクラブはお昼休みの延長みたいなものなので、宿題なんかは出さないように。あまり難しいことをやらないように。途中まんがいち休んでも、続けられるような指導法と内容にしてください」と言われた。なので、文法的なことや《難しいこと》は何もできない。

 今日は、これまでに勉強した《あ行》から《な行》までを使って、動物の名前を読み書きさせた。それから、基本的な色11色ほどもローマ字で書き出してみた。今日は折り紙で動物を作る予定だったので。
いぬ・ねこ・さかな・たこ・いか・たつ・うさぎ・うし・いのしし。。。など。
忘れてたけど、こんなのもできる。
さけ(サーモンの方)・かき(牡蠣の方)・かい・えい・かつお・たい・きつつき

 無地の折り紙300枚セットを持参した。最近は折り紙ブームで、文房具屋さんでもORIGAMIを買うことができるのだが、日本の折り紙とは肌触りも、硬さも、色彩も違うので、「教材費用は請求してください」と言われても、文房具店に行く気になれず、やっぱり自分ちにある折り紙を持って行く。



 毎年夏に行なわれる小学校のお祭りで使った、《クマ》《ネコ》《さかな》などの作り方説明の紙を配り、3つのグループに分かれた。それから朝インターネットで見つけた《ハート》も加えた。昔、ノートの切れ端に手紙を書いて、それを、シャツの形や、ハートに折って、友だちに渡した覚えがある。紙がそのまま封筒になる仕掛けは、今でもいくつか知っているし、こたつでみかんを食べながら、チラシを折って《ゴミ箱》を作り、むいた皮をそのまま捨てていたが、このテクニックは今でも役に立っている。
子どもたちが、もっと教えて欲しいというので、こんなサイトを紹介した。
http://www.origami-club.com/

 さて、文法はできなかった。なかなか《日本語》のレッスンらしくならない。子どもたちは毎週とても楽しみにしてくれているようだ。《にほんごクラブ》のブログにも、書き込みが入るようになった。
 もっとおもしろいクラブにするにはどうしたらいいだろう?夏まで、続けていけるのかなあ。2月のカレンダーは、いつ作ろうか。この前クリスマス休暇が終わったばかりだというのに、2月7日から2週間の冬休みに入る。

 来週は、『歩こう』の歌を教えようと思っている。ひと昔前の日本語教師はよく坂本九の『上を向いて歩こう』を教えたものだが、このごろの『歩こう』と言えば、トトロの主題歌だ。

 今日、ゾエが一人でいきなり『うらしまたろう』を読んだ。小さな絵本だ。
びっくりした!!
 

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