2008/04/18

雨なので


 午後の三時に、電気点けなくちゃならないような日は、家の中が一日中暗いので、学校でも一番暴れん坊な男の子の友だちに、家に来てもらう。子どもたちには「喧嘩したら、おもちゃはすべて家に置いて行きます」という書類にサインさせた。明日からナルボンヌのJPの実家に行くので、おもちゃを持って行けないのは、ちょっと辛いだろう。
 気にいってるおもちゃとは。。。
NINTENDO DS
シルバニアンファミリー(日本の従妹にもらった)
プレイモビル

子どもたちがぎゃーぎゃー言ってるのを完全無視して、春休みになってから、わたしは手紙を書き続けていた。
 3週間かけて6回も書き直した手紙を、今朝やっと送った。肩の荷が降りた代わりに胃が重くなった。

 本ならいっぱい読んでいる。

ゆうべは『教養としてのスポーツ・身体文化』なる本を読んだ。國學院大学の教科書だが、縁があってこの教科書を戴いた。武道の項目で、剣道競技審判で、審判員の主観に負うところが多い指摘があり、審判の妥当性、信頼性に関わる問題であると述べられている。審判員に嫌われてたら、試合でなかなか一本取ってもらえない。。。そういうことを思い出す。
 ガッツポーズを見苦しいものとする剣道の習慣や、声援しないことについて。規定でもないのに暗黙の規定となっている様々な『間違い』について。様々な習慣を『それが当たり前』と決めつけず『なぜそうなのか』と考える姿勢を持ち、武道に見られる伝統や文化の意味を問い直すべきだとの表記があって、興味ぶかく読ませていただいた。
 『自分を粗末にするものは、上達がおぼつかない』とは、まさに、剣道だけのことではないなあ〜と思いながら読んだ。
 若い人たちに、こんな教育をしてくれる先生が、いるんだなあと思って、頼もしくなった。

それから、一度挫折したことのある『言語の脳科学』も、再び出して来て読んだ。
 「言語に規則があるのは、人間が言語を規則的に作ったためではなく、言語が自然法則に従っているからである。」
というチョムスキーの言葉がある。脳化学を研究している著者が、科学的な面から、言語を習得する脳について述べた本だ。とっても難しい研究書だ。
 脳は、とっても複雑で、まだまだ解明されていない謎が多いので、この本でも「今後の研究に期待がかかる」みたいな点が多くて、ちょっとがっかりした。でも、ひとつ、とっても感銘を受けたことがあった。
 「人間は、ほかの動物と違って、何十年もかけて大人になって行く。だからこそ脳が複雑に育って行く時間もあるわけで、複雑な脳の構造を作っていくのにも都合が良い」というようなことだった。
 そうかあ。時間掛かってるから、脳も複雑に出来上がるのか。じゃあ、時間掛けてる分、できるだけ多くのことを取り込まなくちゃ。

 
 これからTom Waits を聴きながら、子供たちに頼まれて、人形のお洋服を縫うつもり。
今日はお菓子を作らない。昨日、日本から船便の小包が届いた。その中に、2ヶ月前に買って日本から自分で送った、いろんなお菓子が詰まっていた。

 ゾエは栗羊羹が大好きだ。。。「ン〜おいしい〜」と目を閉じて鼻を天に向ける姿は、《ミーさん》のチョコレート以来だ。
栗羊羹とは、ちょっと意外。。。

あ、お日様が。。。

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