2008/03/10

2月12日 俺は機嫌悪いぞ



 
 ホテルを10時に出発する場合、わたしは7時半ごろ起きる。シャワー浴びて、8時半ごろ《ミー》さんの部屋に電話を掛けて起こすことになってる。9時15分にホテルのロビーで待ち合わせをして、いっしょにレストランに行き、向かい合って朝食を食べる。
 こう書くと、まるで、コイビトのようだにゃ。

 ミーさんは朝食で、たいていの場合、パイナップルを食べる。いちど海藻サラダとごはんとみそ汁を食べていたら、変な目で見られたので、いつも通りのフレンチブレックファーストに切り替えた。ここでJPなら、いっしょに卵ごはんを味わってもらえるのに。
 ミーさんと私はまるで競争のように色とりどりのパンを日替わりで取り、
「そっちの方がおいしそう。それを取れば良かった」
などのほかに、
「このマフィンに使われているビニール製のカップは、フランスでは手に入らないものだから、レストランの人に頼んでもらってくれないか」とか、
「このパンの膨らみが気になる」などの、かなり専門家らしい会話をし、
「今日はどこで誰に会うんだ?」とか、
「百貨店の食品部長への贈り物は、こんなので良いだろうか?」とか、
「東京から横浜までは、電車で行くのか?」とか、
「今晩は日本料理か?」とか
「大阪は雪が降ってるだろうか?」などと、ミニ会議みたいなことをやってる場合が多い。
さすがのミーさんも、朝は口数が少ない。
朝のホテルで他人のダンナと食事をするなんザ、そうあるこっちゃ〜ないので、わたしといえどもキンチョーする。

が、しかし、滞在4日目の本日は、ロビーで顔を合わせるなり、こう言われる。
「今日は、俺は、機嫌が悪いぞ。気をつけろ」
はいはい。朝電話で起こしたときから、そんなことわかってますって。
 このような場合は、まるで35年以上連れ添ったくたびれた夫婦のように、会話を交わさず、黙々と食べ、訊かれることに応える以外は、ひたすらに食べ続ける。
 触らぬチョコレート屋にタタリなし。

 (お仕事の件につき、大幅略) 

 横浜から新宿に戻って来た。(。。。と簡単に書くけど、午後の数時間で横浜駅を通過して百貨店で仕事し、また横浜駅を通過して新宿に戻って来るのは、人間わざではないと思う。深く、そう思う。あんな所でよく生きていけるよね。きみたち。)

 夜は某シャトーに行った。
信じられん!
 恵比寿くんだりに、フランスのロワール地方にあるようなシャトーが、どどーんとあって、ビビった。まるで《どこでもドア》で一気にフランスに戻って来てしまったのかと思ってしまった。
 
(残念ながら。大幅に略)

 
 レストランに合流していた名古屋人の社長《すー》さんに、「ひとこと申し上げたい」と、ミーさんがバーに誘ったので、みんなで顔を見合わせて「またベッドに入るのが遅くなっちまうぜ、ちっ」と思った。
 さあ、今夜は、ホテルのバーで、反省会だっ!
(結局、とんでもない時間まで、仕事の難しいお話をしていたのである)
(忘れちゃイケナイけど、わたしはお仕事中なのであった。。。だからせっかく頼んだキール・ロワイヤルが全部飲めなくても、文句言っちゃいけなかったのである。。。)

 明日はフリ〜〜

 

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