2007/12/05

センセイもどきもやっぱり走る 師走



カランドリエ・ダヴァン を出した。クリスマスを待つカレンダー
我が家のカランドリエは、JPのお母さんが刺繍で作りはじめて、わたしが仕上げたもの。
1から24の数字があり、そこには小さな金の輪っかがぶら下がっている。赤と緑のビロードの袋には、キャンディーやチョコレートを詰めて、数字のところに引っ掛ける。子どもたちは毎日毎日日付の数字の袋を開く。
あっという間にクリスマスがやってくる。

 カランドリエ・ダヴァンは11月の間に用意しておかねばならなかったのに、すうっかり忘れていた。
12月5日の本日はノエミの11回目の誕生日で、この前の週末には義父母がお祝いに駆けつけていた。12月1日に義父母がやって来たが、11月の最後の週からずうっとわたしはドタバタしていたので、例年は12月1日から出すツリーの用意も、まだできていなかった。お掃除もしてないのにツリーを出すと、大掃除もできないままに年を越して、1月の終わりまでツリーが埃かぶってウロウロすることになる。
 ツリーは3日に出してみたものの、子どもたちもわたしも忙しくて、5日の今日までまだ出来上がっていない。親のクリスマスに対するテンションが低いせいか、子どもたちのノリもイマイチだ。
 隣のアラブ人家庭が、玄関の目立つところに派手なリースを下げて、ご近所で「アラブ人のくせに」と陰口を叩かれている。でも、クリスマスは子供がいる家庭ではどこも派手にやるんじゃないだろうか。我が家を除いて。

 ノエミが腰が痛いというので、わたしは数年前に矯正器具まで強制された、脚のゆがみのせいで、とうとう腰にやって来たのかな〜と考えた。医者に連れて行くと、腰はどうもないとのこと。けれども、左足外側のみに集中する靴底の消耗と、極端な内股歩きを見て、マスリ先生は「こりゃ〜変な脚だ」と言った。いろんな所に電話して、専門家だの、教授だのと敬称のついた人たちと話をした後、ノエミの腰から下のレントゲンとスキャナーを取り直すように言われた。2004年に撮った写真は、もと外科医のマスリ先生にも、専門過ぎてチンプンカンプンだというので、知ってる先生に取り直してもらって、自分で意見を聞きたいと言った。

 昨日、レントゲンに連れて行くと、マスリ先生が予約を取ってくれた骨の専門家は、予定変更で別な病院にいるという。また車に戻って、違う病院に移動した。16時45分の約束で、自宅に帰ってきたのは19時だった。JPがゾエにオムレツを用意しているところだった。
 結果をマスリ先生に持って行き、意見を聞く。 
 おそらく、モンペリエの大学病院にいる、有名な先生のもとへ送られるだろう。身体に異常はないのだそうだ。もしかしたら、将来的に腰の骨に影響を及ぼすかもしれないけれど。
 それにしても「脚のバランスの美しさがちょっと。。。」という理由で、手術やたいへんな治療や、ものものしい強制器具をつけろと言われたら、どんな返事をしたらいいのだろうかと、悩んでいる。
 「美しくなるには、苦しまなくてはならない」と義母などは言うけれども、子どもが苦しむくらいなら、べつに、特別美しくなくても良いのじゃないかと思ってしまう。いつも着物を着せて、ぽっくりで歩かせたらどうだろう。

 ノエミは11歳になった。今朝も子どもが犠牲となった事件のニュースを聴きながら、そして、20代後半まで元気に成長しておきながら、両親にさようならも言えないまま殺されてしまった美香さんの、ニューカレドニアでの裁判のことを思いながら、「ノエミ、よく11年も生き延びてくれた。」と胸をなでおろす。

 その割には今朝もはよからキレて、「おまえはもおー!」と怒鳴り散らしてしまった。わたしもよく脳内爆発などせず、11年も生き延びたなーと思う。

 さて、本日も走る。シュー

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