2007/10/03

習いごと

 今年の水曜日は、今までの水曜日とはリズムが変わってしまった。

 幼稚園と小学校は、水曜日がお休みで、土曜日が半日の授業だが、中学校は水曜日の午前中に授業があって、午後はお休み。そのかわり、土曜日は一日中お休み。昨年度は二人とも同じだったから、水曜日はみんなで朝寝坊もできた。午前中は図書館に行き、午後はノエミを乗馬に連れて行くのが、いつものパターンだった。

 でも、今年はノエミが、朝学校に行くので、わたしとゾエはセリーヌの家に行くことが多くなった。わたしがセリーヌに日本語を教えて、セリーヌはダニエル一家の髪を切ってくれる。大人がわいわいやっている間、子どもたちは子供部屋で遊ぶ。
 セリーヌは22歳でまだとっても若いのだけど、トム(1歳ぐらい)とマリーヌ(4歳)の二人のお母さんで、しかも美容師さんだから、とっても忙しい。水曜日は子どもたちの学校が休みだからお休みを取っていて、午前中には日本語のレッスンをやることになっている。お昼、ノエミが学校から戻るころに、わたしたちもセリーヌのお宅をお邪魔する。たまにゾエが居座ったり、マリーヌがうちに来たりする。ご主人のステファンはミーさんのケーキ屋さんで働いていて、午前中はお留守。午後早い時間に帰ってくる。

 去年水曜日の朝やっていた「農場の無農薬野菜の受け取り」は、今年から金曜日の夜で、受け取りにいかなくても、届けてもらえることになった。一人ずつ車で受け取りにいくのは不経済で、しかも車の使用をできるだけ少なくしようと運動している人たちのグループだから、信念に反するので。 毎週、一番遠い人がうちの前を通る時に、野菜を置いていってくれる。そのような人たちには月に一回、農場でのピクニックがある時に、お礼を言ったり、おいしい物を持って行ったりする。
 この前わたしは《ベジタリアン巻きずし》を作って持たせて、喜んでもらえた。(わたしは風邪を引いていて寝込んでいたのでいけなかった)。

 図書館では、毎月一回ずつ、プロによる読み聴かせと図画工作教室が催される。どちらも予約少人数制ながら無料。去年も一昨年もゾエを連れて行きたかったのに、5歳になっていなかったので参加できなかった。
 先週は友だちのアントワンくんと一緒に、読み聴かせに連れて行き、今週は二人を図画工作教室に参加させた。アントワンくんの家には、赤ちゃんがいるので、お母さんがいつも水曜日になにをさせようかと悩んでいる。ちょうど今週は一緒に連れ歩くことができてよかった。読み聴かせと工作教室の間の1時間半ぐらいは、ノエミは図書館で本を読んでいる。ノエミは一日中でも同じ椅子に座って本を読み続けていられる子なので、図書館の人も「用事があるなら行って来ていいよ。子どもたちを見ているから。」と言ってくれる。

 今年はちょっとノエミに乗馬を休んでもらうことにした。ゾエにもいろいろ習い事をさせたり、催しに参加させたいというのが理由のひとつ。
 ノエミは新学期に、音楽(ヴァイオリンとソルフェージュ)と乗馬とどちらを取るか?と訊ねたら、「乗馬をする元気がない」と自分で言った。ノエミが乗馬をやめたいというなんて、あまりにも意外だったので、いちおう予約だけはしてあった。けれども、水曜日も毎週、宿題がとても多く遅くまで終わらないし、それに毎日とっても疲れているみたいなので、水曜日の午後はゆっくり家で過ごしたり、図書館で本を読んだりさせることにした。

 乗馬がとっても好きなので、とても残念がっている。余裕ができたら行かせるつもり。
それにしても、私立のスポーツのクラブって、じつはお金も掛かるのだ。それに成長期なので、靴やズボンもどんどん買い替えなければならない。なんでもよいというものではない。幸い今までに何度も、友だちが譲ってくれたので助かっていたのだが、今年はまだ着れないものが多いので、どっちみち買いそろえなければならないものがあれこれある。

 ところで、かく言うわたし。じつは新学期からフルートを習っている。フルートは小学校のころから高校のころまでやっていて、自分のフルートを持っていたのだ。母がヌメアに送ってくれた時に、その小包がヌメアの郵便局に到着したあと行方不明となったので、フルートとは二度と再会できなかった。毎週火曜日、とっても楽しい先生について習っている。

 そして、じつはわたし、剣道も再開したのだ。アルボのドレイ先生はトゥールーズに引っ越してしまって、アルビのクラブはほぼ解散状態になった。私立の道場なので、年会費が300ユーロを越えるので、わたしには到底支払えない。しかも、一週間に1回行けるかどうかわからない稽古のために。それで、もとアルビのクラブのみんなと、別な田舎の小さな道場に通っている。自宅から1時間以上掛かるので、稽古の日は夜の7時に家を出て、11時半ごろ戻って来る。

 ゾエは「柔道を習おうかな〜」と言っている。ほんとうにその気があるのかなあ?剣道もやりたがっているけど、夜の稽古に連れて行けないので残念。

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