2007/07/22

いよいよ夏休み

 ノエミの中学体験入学が終わった。
小学校が8月4日で終了して、5日から中学に通い始めた。
毎朝9時から12時まで国語と数学の復習があり、お昼にはロリーのお母さんの車で帰宅。
午後2時から5時までは、音楽、体育などの活動。
遠行やキャンプ、映画試写会、バス遠足(博物館とテーマパーク)などもあった。

 お昼にご飯を食べたあと、「いつおばあちゃんちに連れて行ってくれるの?」
と言うけれども、JPの仕事の関係上、一週間後の週末にならないと連れて行けない。そういうと残念そうにしている。おばあちゃんの家はプールもあるし、衛星放送もあるし、海とマクドのそばだから、行きたくてしょうがないのだ。コーラも飲み放題だし、チップスも、チョコレートも食べ放題。朝は何時まででも寝ていられる。(といっても夏休みは早起き)
 自分で電話して、「来週迎えにきて。ゾエのお誕生日はこっちでやればいいじゃないの?」って言ってる。おばあちゃんはもちろんOKだった。来週からノエミも遊んで暮らせる。

 最終日となった20日。
午後から湖で水遊びの予定だったのに、お天気が悪く、中止。
ハリーポッタ−4のビデオをみたそうだ。(町では最新のをやってる)
夕方は帰って来なかった。みんなで食べたらしい。親たちは8時半に、市民文化ホールに来てくださいとの招待状をもらっていた。
 市民文化ホールでは、パソコンからの映像による、子どもたちの写真が公開されていた。しばらくすると、アフリカのタムタムのリズムに乗って、子どもたちのショーが始まった。
 ラップあり、ヒップホップあり、オリエンタルなダンスあり、ポエムの朗読あり。。。とても楽しいショーだった。それに子どもたちはちっとも恥ずかしがらず、みんな生き生きとして、かなり乗っていた。学校の発表会とはまったく違っていた。たぶんそれはこの期間中にお世話をしてくれたのが20代前後の若いモニターで、ショーでもいっしょになって唄ったり踊ったりしてくれたおかげだと思う。
 子どもたちが観客にお礼をして、拍手喝采。舞台を降りてみんなで抱き合っている。叱られたり、反抗したりもしたはずのモニターさんたちとも、電話番号の交換や、写真撮影などをやっていた。とてもよい《先輩》たちに出逢えたようだ。
 しばらくすると、4人のモニターたちが舞台に上がった。子どもたちには秘密で準備していたラップを唄うことになった。

 《コンシヤンス》conscience 自覚とか意識という意味。なにかに気づくという意味もある。
 歌の内容は、「これからの人生は、子どもの時の今から、もう道が開けていて、いろんな可能性は子どもの時にもう君のそばで、君がそのことに気づいてくれるのを待っている。人と人とのつながりは大切。友だちは大切。いろんなことに目を見開いて、可能性をつかんで欲しい。ぼくたちはここにいる。みんなを応援している。そのことにも気づいて欲しい。。。。」

 というような内容。子どもたちが自分のお兄さんともいえる若い先輩に、こんなふうに応援されていて、なんでも相談していいんだ、と思えるのはとっても大切なことだと思う。言葉遣いや服装は「真似されたらちょっと恥ずかしいかな?」と思ったりもするのだけれども、肝心なのはそんなことじゃないから。子どもたちが戸惑っている時に、声をかけてもらえたらいいな、と思う。

 お兄さんたちから名前を日本語で書いて欲しいと言われたので、片仮名で《フロリアン》と《ガエル》と書いてあげた。そのときちょっと話したが、とてもかわいいお兄さんたちだった。

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