2007/07/16

華やかなパリ祭〜〜


 
 7月14日は革命の記念日で、この日にマリーアントワネットの首がはねられたことは、『ヴェルサイユのバラ』で成長した少女なら、みんな知ってる。いま、テレビで『ヴェルサイユのバラ』をやっている。『小公女』も『家なき子』も『フランダースの犬』もテレビでやっている。

 引っ越し前からテレビは段ボール箱に入れたままだったのだが、この前JPが屋根裏の掃除をしていたら、アンテナが出てきたので、テレビが段ボール箱から出された。家の中が一挙に『現代的な家庭』になったけれども、この数年でどこの家庭でも液晶テレビっていう奴を取り入れているらしいので、我が家を訪れる人はみな『へえ〜』と言う。

 家の片付けはだいぶ進んで、月曜日の朝にはゴミ袋を6個も出した。ゴミは自宅前に出すと、トラックが一軒、一軒の前で停車して拾ってくれる。我が家はT字形交差点の突き当たりなので、横に走る道路をトラックが通る時間にまだゴミ袋を出してない場合、しばらくして回収車が縦に走る道路を上ってきた時に、ゴミ袋を振りながら走って出て行くと、気持ちよく拾ってくれる。ゴミ回収のおじさんたちはみんなとてもさわやかだ。

 家のゴミをかき集めていたこの数日間で、アイロンをかけなければならない洗濯物が、山のように溜まってしまった。ちりも積もれば山となる。洗濯物も積もれば雪崩が起こる。洗濯物がカゴを飛び出して崩れていた。せっかくきれいに伸ばして干したのに、ぐちゃぐちゃで、アイロンにも時間が掛かりそう。

 アイロンを時間を気にせず気持ちよくじゃんじゃんやるには、テレビが活躍する。
テレビをつけたらちょうどニュースの時間で、前夜の《パリ祭》の報道だった。
 《フランス革命記念日》はなぜか日本では《パリ祭》と訳されているらしい。へん。どんな田舎でも市役所前で消防軍団や警察官などの公務員が行進し、記念像などに花束を捧げる。花火大会の行われる町もある。パリだけのお祭りじゃない。

http://www.tour-eiffel.fr/teiffel/fr/ludique/video/index.html

 テレビで見るパリ。。。ああ、パリ。。。なんと華やか。
エッフェル塔を舞台に繰り広げられる花火大会。シャンゼリゼでの数万人コンサート。数年前には坂本龍一がジャン・ミッシェル=
ジャールとライブをやった凱旋門の野外コンサート。ものすごい人が、踊り、唄い、シャンペンを頭からぶっかけ合っている。嗚呼、パリ。ものすごい人だかりを見ながら「トイレと迷子はどうしてんのかなあ」と、そんなことを考えた。

 カーモーは花火もなし。我が家の7月14日は静かに過ぎ、15日の日曜日は森を散歩した。ボボが森で行方不明となり、探し歩いてくたくたになった。セルー川に足を突っ込んだら、冷たくて20秒と水に触れてはいられなかった。
 JPの4連休が終わった。だいぶ屋根裏部屋がきれいになった。

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