2007/07/15

置き忘れ

 新ちゃんのお母さんみたいに、心優しく、子どものことをいつもいつも思ってあたたかな母になろーと思ったばかりだったのに。。。こともあろうに実の娘を置き忘れてしまったっ!!

 いや、忘れてたってわけではない。

 13日、午前中に算数と国語の授業があって、お昼にいったん帰って来たものの、午後ノエミはキャンプ用具一式を抱えて学校に出かけていった。午後キャップデクベートのプールに行ったあと、夜は希望者だけ残って、キャンプをすることになっていたのだ。キャンプ場までの4キロは、炎天下の徒歩。セルー川のほとりだったそうだ。我が家から約3キロの場所、校区内のそんなところに、キャンプもできて泳げる川があるなんて、知らなかった。田舎だったんだなあ。。。やっぱり。

 子どもたちはテントを張って、料理を作り、夜も遅くまで騒いで、蚊に刺されながらひと晩過ごし、朝は太陽とともには起きてしまって、12時には解散となった。

 夏休みの公開授業参加については、ご近所に住むロリーのお母さんとの話し合いで、お昼のお迎えはロリーのお母さん、夕方のお迎えはわたしと話がついていた。だから、わたしは解散の時に迎えに行かなかった。ロリーのお母さんの番だと思って。
 ところが、ロリーのお母さんはキャンプ解散が、いつもは授業のない《例外》の土曜日だったし、おひらきは学校ではなくバス停になっていたので、わたしがちゃんと迎えに来ると信じきっていて、ロリーを載せたらまっすぐ帰ってしまったそうだ。
 JPが11時45分に「迎に行こうか?」と言ったのを、わざわざ「ロリーのお母さんに任せてるからいいよ」と言って、迎えに行かせなかった。12時15分に電話が来て、「お宅の娘さんだけが、まだ残っているんですが?忘れたんですか?」と言われ、JPが、自宅から5分のバス停まで迎えに行った。そしてJPに恥をかかせた。

 自分の子を、他人任せにしてはいけないのだあああ。。。

 ノエミは全然気にしてないよと言っていた。ただ、暑いのと、蚊に刺されたのと、いつもけんかばっかりしているクラスメートのアマンディンが、ジャガイモを焦がしたはなしと、バナナ・フランベを失敗したことだけに腹を立てていて、親に置き忘れられたことも忘れたかのように、丸一日の出来事を機関銃のように話した。家の中が一気にうるさくなった。

 ゾエはと言うと、もう2週間以上もJPの実家に預けたまま。電話すると受話器をとるお義母さんのはるか後方で「遊んでるから手が離せない」とか、「話すことない」とか言ってる。けっこう冷たい。それでも「ところで誕生日のプレゼントはなんにする?」のはなしになると、電話に出て注文を出して来る。
 7月25日が誕生日で、その頃にはノエミの中学校も終わっているので、誕生祝いを(JPの実家で)するついでに、ノエミも置き去りにして来るつもり。本当は家族水入らずでどこか華やかな観光地に行って、毎日ホテルに泊まり、レストランで食事をしたいのだが、まあ、そうもいかない。。。

 友だち一家や弟家族が来る予定なので、とっても楽しみ。そして、ひたすらにゴミを捨てる毎日。。。まだある。まだある。赤十字にも段ボール箱二つを届けなければならない。

 ひさしぶりに 筒井康隆の『農協月に行く』を読んだ。若い時代の感動が薄れていた。『情状酌量』は最初の50ページを読んで挫折している。たいていのアメリカ推理小説の翻訳は、つまんない。(と言いつつ、自分には無理)

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