2007/05/29

秋祭りみたいだった



 金曜日に湖でボート実習をやった時には、たしかに30度を超えていた。みんな短パンにノースリーブを着て、ボート実習の前に日焼け止めクリームを塗った。帽子を忘れた子は叱られていた。

 なのに。。。金曜日に自転車の子どもたちが校門に到着してから、急にお天気が崩れ始め、その日の夜は暴風雨となった。
そして週末、いきなり「寒い」。

 この連休には、毎年楽しみにしているビオシベルというマルシェがある。日曜日はたまに晴れ間が見えたりして、なんとか雨にも見舞われずラッキーだった。月曜日は暴風雨で、気温も13度以下だったから、うちで布団の中に居て正解だった。(学校は聖霊のお祭だとかで休み)
 
 ビオシベルのマルシェは、無農薬の野菜や、フェア・トレード*の製品(コーヒーや砂糖など)、手作りのチーズやワイン、ジュースなど、自然素材の雑貨、アレルギーの起こらない自然の綿や麻で作った衣類、革製品、木工、陶器、自然素材の化粧品や石けんなどの販売のほかに、エコロジカル・ハウスの提案、原子力の危険性を訴えるコーナーや太陽熱エネルギー、風力発電の安全性を訴えるコーナーや水処理、水節約に関する講習会などなど。。。地球を考える、をテーマに、いろんなスタンドが出ている。

 JPは、仕事用のシャツと10年も持ちそうな靴を買った。この人は身につけるものを買うってことが滅多にない。毎年1回この市でいい物を買って、長持ちさせてくれる。わたしは夏のサンダルを買った。ベルトが調整できて、おじさんがわたしの足に合わせて穴を開けてくれたので、晴れた左足で合わせたけど大丈夫だろう。
 手作りパン、粘土細工、家庭菜園のスタンドでは実際に参加することができる。子どもたちはサーカスのスタンドが大好き。
JPは一輪車にも挑戦した。ノエミは玉乗り。ゾエは綱渡り。わたしは無茶をせず見学。

 そしてわたしは、インド料理のスタンドが大好き。。。
毎年のパターンは朝から出かけて、マルシェの特設青空レストランで食べて、夕方まで遊ぶコース。
外食はあまり好きじゃないJPが、必ず「青空レストランで食べよう!」と言う。
インド料理のスタンドで、わたしとJPはメニュー・コンプレという、アントレからデザートまでセットになった定食を頼んだ。
インドの野菜カレーと、チャイっていう甘いお茶と、ミックスサラダとココナツのデザートのセット。
ババクールみたいにヒゲを伸ばした、キリストみたいに痩せたお兄さんが、インドカレーをかき混ぜていた。(ターバンしてくれてたらおもしろかったのに)

 子どもたちは隣のスタンドでソーセージ・フリット(ソーセージのグリルとフライドポテト)
ソーセージにスパイスが利きすぎていて、ゾエはあまり食べられなかった。代わりに皮のついたまま揚げられた、長方形ではないフライドポテトをガリガリおいしそうに食べて、わたしのミックスサラダと、ココナツのデザートを食べた。
 ゾエは朝から食べ物のスタンドの前を通るたびに、「綿アメ買って〜」とか「カメの形のパンが食べた〜い」とか「アイスクリーム食べたい」とか。。。わたしの代わりに言っていた。
 子どもたちはデザートにもシャーベットを食べたのに、3時のおやつにも食べた。3時には綿アメの前に行列ができていたので、ゾエを説得して、アイスクリームやに連れて行くのに苦労した。
ノエミが頼んだ《バラの花びらのシャーベット》はとってもおいしかった。
 わたしは「寒いからアイスクリームは嫌」と言って、アイスクリームは食べずにレモンの皮のみじん切りがいっぱい入った、昔ながら製法のレモネードを飲んだ。瓶を返しに来てと言われたので、スタンドの前で立ち飲みした。
 「ダイエット始めたのに、食べすぎた」と言っていたらJPが、「あのメニューには野菜しかなかったから大丈夫だよ」と言ったけど、じつはJPが見ていない時に、ゾエが食べられなかったソーセージと、フライドポテトも食べた。残しちゃいけないと思って。。。
ああ、これだからよお〜。
 公衆トイレは、JPが憧れている、水を使わないトイレ。「ドッポン」ではない。詳しくは去年の日記を読んでもらいたい。係りの人に説明を受けてすっかりその気になっている。でもうちには広い庭がないからねえ。。。無理無理。

*フェアトレードの製品というのは、コーヒー園などでの奴隷のような労働を監視し、先進国で売られた製品のお金が、確実に発展途上国の労働者の利益につながるように、安心して売買されていることを保証するマークがついている製品のこと。

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