2007/04/23

通訳 終了

 どきどきだった通訳の仕事が終わった。

 二日間、みっちり。JPが大好きでお金があったら買ってくる、地元では大変名の知れたチョコレート職人さんのお店での通訳だった。日本人の方が三人。試食とこの職人さんがどんなお人柄なのか、それを知るための出張だった。日本の会社員には《普通》のこととはいえ、20時間ほども掛けて、2泊3日の会合のために、首都から遥か彼方のこおんな所まで来ていただくとは、驚きだ。でも、今回のこの商談は、とても良い雰囲気の中行われた。

 チョコレート職人さんの《ミ》さんは、とてもシャイな方だった。よくテレビや雑誌に出ているから、もっと気取った方かと思っていたのだが、温かい心と、繊細なこだわりでチョコレートに命張ってるんだなあ、とわかった。何軒ものお店や、責任のある仕事をいろいろしているので、ひっきりなしに電話が掛かってくる。そして、よく従業員にも指示の電話をかけていた。9歳の娘さんにも。聴くとはなしに聞いていたが、同業者の友だち、従業員、家族への電話で交わされる言葉に、人間性というものが現れていた。お店の人たちがどんなにこの社長さんを愛していて、尊敬していて、言われたことをしっかり守り、言われたことは充分にこなせるか、チームワークの抜群さに目を見張る思いだった。

 いつも食べていたこの高いチョコレートが、どうしてこんなに高いのか、よくわかった。何から何まで本当に手作りだった。これからはもう絶対に値段のことで《高い》とは言えなくなってしまった。キッチンを見学して、その清潔さと、管理のよさも知った。材料の素晴らしさと、取り扱いのきめ細やかさも知ることができた。これからは少々高くても、この人のチョコレートだけを買おうと思っている。

 商談はうまくいきそうな方向に向かっている。日本からいらした方たちにも、大変喜んでいただけた。お金も予定よりたくさんいただいた。これで洗濯機が買える。。。うれしいわあ。。。あまりにもうれしかったので、今度の日曜日の自分の誕生日用に、ケーキを注文してしまった。自分の誕生日に自分でケーキを注文したのはじめて。JPにとりに行かせるから、JPが払ってくれるでしょ。へへへ。

 チョコレート職人の《ミ》さんは、レストランも経営されていて、夜はそこでもごちそうになった。チョコレート食べ放題で、レストランでも食べ放題で、おまけにお土産にチョコレートもいただいて、とってもおいしいお仕事だった。

 さあ、今晩は大阪から、出版社の方が到着される。どきどき

1 commentaire:

sfozrh a dit…

お疲れ様でした。mさんのお菓子は確かに美味しいです。心温まります。洗濯機は買うのでしょうか?今日の編集の方とは??