2007/01/16

きゃあ!!


 フランス カルカッソンヌのお城。。。。の壁。。。

 去年の11月20日から、また例年通り商工会議所の日本語レッスンを受け持たせていただいている。初級のクラスは4人。遠くから通っているロシア人のエレンさん、高校生のフランソワさんとフォスティンさん。フォスティンさんのお母さんのエレンさん。中級のクラスは、去年よりも集まらず3人。わたしにとっては個人レッスンでも10人居ても給料は同じなので、数は少ない方がやりやすくて好きだが、商工会議所にとっては苦しい決断だった。それでも、毎年一応生徒は集まるので、今年はちゃんと教材を買ってもらえることになった。うれしい。

 初級のクラスでは11月からの5回のレッスンでひらがな全部を終了した。クリスマス休暇の二週間の間に、《ひらがな表記の決まり》などを渡して、濁音や発音の勉強もして来るように、と言ってはみたものの、「一人でやって来い」と言われてもできるものじゃない。
わかってはいたが、クリスマスには休むことになっていたので、「続きは休み明け」ということになってしまった。

 みんなよくがんばって勉強していたが、こちらの指導不足で、《びよういん》と《びょういん》の違いや、《すずき》と《こづつみ》の表記に頭を抱えた人が多かった。《さとう》を《さとお》、《ありがとう》を《ありがとお》と書いているし、まだひらがな全部を完璧に覚えていないので、《い》と《こ》、《し》と《つ》が混在している練習ノートもあった。そして《わたしは、、、、》のふたつのwa や《おはしを、、、》の二つの o については、当然ながら教えていないのだからできるわけがない。

 クリスマスに入る前に、「今日渡した練習用紙、すべてはできません。習っていないものもあります。ここと、ここ。習ったところだけやってください」といちおう言ったのに、わからないところに時間を掛けてしまったようだ。「ひらがなの五十音だけをみっちりやって来てください。決まりは来年」と言えばよかった。

 「きゃ/きゅ/きょ」を教えながら、漫画好きの高校生がみんな知ってる「きゃあ」の話になった。平仮名と片仮名で書いて見せたら「ひらがなの方が好きだ」と全員一致の感想だった。「キャー」だと恐怖の叫びで、「きゃあ」はちょっとびっくりどっきり、期待はずれにうれしい時などにも使える?「きゃあ」と言うからにはセーラー服を着ていなくてはイケナイ?ふむ、ひらがなみたいに丸っこく言うと、少しかわいらしくなるかなあ?などなど。。。そんな個人的な意見を述べていたら、ひらがなの丸さにかわいらしさが出てますと、みんな言っていた。

 ああ、そおんなことを言っている間に、《ぎゅうにゅう》や《しょうゆ》の練習時間が足りなくなってしまった。
平仮名という第一関門のあとには片仮名も待っている。高くて二重の壁。まるで守りの堅い中世のお城のようだ。

 Je donne des cours de japonais a la CCI d'Albi. Ce soir a la classe elementaire, nous avons revise les Hiraganas.
Les eleves ont bien travaille pendant les vacances de Noel, mais je devais ajouter quelques explications supplementaires pour completer les regles de Hiragana. Ils sont ravis de pouvoir lire des phrases entieres, c'est normal, puisque ils ne connaissaient aucune lettre il y a deux mois.
 

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