2006/10/02

ちょっとうれしいご報告

 先日提出した翻訳の企画書の返事が来た。

「この本は内容的にも素晴らしいので、あなたの翻訳で出せるように検討して参りましょう」とのことだった。
 これから版権や著作権を正式に調べて、原書の雰囲気や、ページ数などの確認などあり、いろいろな問題がなければ、やっと契約に結びつくことになるだろう。
だからいまは、まだ決まったわけではない。

 大阪の出版社で、編集の係の方は、こちらがコンタクトを取ろうとした時から、対応が素早く、メールはいつも親切丁寧だ。 
 メールのやり取りだけで、「じゃあ、あなたと仕事しましょう」と言っていただける。その信用は、書く力だけに頼らなければならない。お互いに信用が生まれるのは、インスピレーションの力もあるだろう。そして、わたしの対応力や表現力は、そんなやり取りの中で、観察されているのかもしれない。

 わたしの外界とのつながりはほとんどがメールになってしまっている。もちろん友人の中にはいまだにアナログな人もいて、メールよりも文書の方が安心するという人もいる。自分も、字がもっときれいならば、手書きの手紙をいまよりもっと書くと思う。この公開日記を始めたのも、文を書く練習、人に読んでもらう練習のつもりだった。

 出版社に提出した企画書は、《あらすじ》《感想》《作者紹介》など。特にあらすじは、友人に何度も読んでもらって意見を訊いた。まだまだ一人っきりでは不安だ。《あらすじ》は試訳のつもりで物語の雰囲気が出るように気をつけた。とにかく読んでみようかと思わせること。読んで内容が分かることを考えた。

 とりあえず、「この方向で」と言われて、方向が見えて来たので、ずいぶん元気が出た。
風邪なんか引いてる場合ではない。押して行こう。

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