2006/07/18

涼を求めて

  カルモーは最高気温が36度の予報。なのに、こんなに暑いのに。。。
食欲がありすぎる!過食症ではなかろうか。
ちょっと動いただけで、息切れがする。ビョーキだろうか?
体重計にのると、めまいがする。重症では!?
タンスの中に、着れる服がない。どこ?服はどこ?どこ、どこ。。。記憶喪失。

 ちょっと遠出してアルビの巨大スーパーまで出掛けた。
友達が泊まりに来るので、まずは枕を物色。いろいろありすぎて困る。
お客様用のスリッパを買おうと思ったが、友達のサイズがわからず断念。
彼女がコートダジュールに行こうよー、と言っているので、ガイドブックを立ち読み。
ついでに、ノエミがキャンプに持って行けそうな本も、スーパーで探してみる。ノエミは今、新聞より小さな文字で、1000ページ以上ある本に凝っている。図書館でぼろぼろのハリーポターを借りて来た。わたしは夏休み前に『ナルニア物語』全章が一冊になっている、1キロ以上ある本を買ってあげた。映画は見ていない。
 従兄が来たとき、料理の腕前も披露したいので、フライパン売り場に行った。よさそうなのは手の届かないところにあり、飛び跳ねて捕まえようとしていたら、売り場のフライパンが全部頭から降ってきそうになったので、後ろ歩きでそっとその場をはなれる。
どうせ、あの値段では手が届かない。。。
 魚売り場で水槽を観察。エビはマダガスカルから来ていた。魚を買いたかったのだが、クーラーを積んで来なかったので、帰り着くまでに腐ってしまうなあ。
 野菜売り場は素通り、明日農場の野菜が届くから。

 服売り場でバーゲンの売れ残りを見ていたら、新学期に着れそうなシャツが3ユーロだったので、さっさと腕に巻き付けた。JPの半ズボンをずっと探していたのだが、あった、あった。でも、洋服なんか買ってあげたことがなく、彼のサイズを知らないので、いちかばちかでそれを持ってレジへ向かった。レジの人が「それはバーゲン対象外だから、レシートがあれば交換できますよ」と教えてくれた。なんと、対象外であったか。。。
 遅かれし、すでにレジの外。。。

 涼しいスーパーでは、3時間ぐらいは時間が潰せる。が、しかし、お財布を連れて行ってはいけないのだった。ああ、わたしとしたことが。

 おひる時だったので、巨大スーパーの超大型駐車場に、車は少なかった。その殺伐とした駐車場で、わたしは「ああ、人間さまも、動物でありもうしたか」とつぶやく。
 吹き抜ける蒸し暑い風が、わたしをセネガルに運んだ。ひゅう

 ダカール郊外のステップで、ラクダやヤギの群れが、丈の低い木々の、わずかな木陰に寄り添って、涼を求めて休んでいたなあ。

 巨大スーパーの超大型駐車場では、いまや、スーパー入り口への距離だとか、キャリー置き場の脇で少々危ないってことなどは、もうこの際どうでもよい!と言っているような、クーラーを消された車たちが、白線も角度も完全無視状態で、建物や、ゴミ用のコンテナーや、キャリー置き場の屋根や、キャンピングカーの陰など、わずかな陰の下で、静かに待機している。

 アスファルト砂漠にできたミラージュ(かげろう)を前に、ぬちゃぬちゃとサンダルにくっつくアスファルトを踏みつけながら、暖房完備のルノーに乗り込んだ。
生きて自宅に戻れるのか?溶けそう。。。ふらあああ

 我が家は冷蔵庫だ。雨戸まで閉め切って出掛けたので、家の中はわりと涼しかった。なんといっても家の壁の厚さは80センチだということだし。外よりは涼しい。暑いところから帰って来たら、すうっと涼しい。ただし家の気温に慣れるのも時間の問題。

 路上駐車の車に容赦なく太陽が降り注ぐ、おひる時である。
やっぱりお腹が空く。わたしに夏バテという言葉はない!?

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