2006/05/14

母の日

 日本は母の日だった。でも、日本の母に電話しなかった。何も送らなかった。どうしてと言われても困る。母の日に送りたいものは、店にもどこにも置いていない。週末には子どもたちが居てゆっくり話ができないので、週末には電話しないことにしている。

 ゾエが、幼稚園で習った、《母に捧げるポエム》を暗唱している。こんな長い詩を暗唱したのは初めてだったので、感動した。ノエミもよく幼稚園や学校で《母に捧げるなんとか》を作って持って来たものだ。でもこの頃は小銭を貯めているので、「母の日には何かを買ってやる」と言っている。

「ありがとう。でもね、母の日じゃなくても、ママンの手伝いしてくれたっていいのよ。それにね、私の欲しいものは、お店には売っていないよ」
「何が欲しいの?」
「思いやりのある、いい子」

 よく、こんなことが言えるものだ。
 
 フランスの母の日は5月28日なので、それまでには電話ぐらいしよう。



 金曜日の朝市で、アスパラガスとホウレンソウを大量に買った。アスパラガスは生で、ホウレンソウは固ゆでして、冷凍庫に入れた。アスパラガスの販売は来週辺りまでらしいので、こんどの朝市では、アスパラガスの買い占めをする予定。

 庭のイチゴとヒマワリが大きくなりはじめた。
セメントをはがして、処理場からもらったコンポストを散らした中庭に、《日本の芝生》という種をばらまいたら、足の踏み場がなくなった。

 時が移りゆく

Aucun commentaire: