2006/04/29

いよいよである

 先日から誕生日をすでに二回も祝ってもらったので、当日の本日は41歳を超えた計算だ。

日本ではみどりの日だけれども、今日はみのりの日だ。

朝から家を片付けて、ペンキはがしをやり、庭を掃除して、黙々とよく働いた。

夕方おやつを食べながら、JPがにやっと笑いながら映画の案内を見せる。

「映画を観に行こう。なにがいい?」
「ホラー」

子供が居たら見れない映画に決まっている。この頃はアニメと子供向けの、短い映画しか見ていないので、ぼろぼろ泣いて泣きまくるロマンスか、悪夢を見るほどのホラーを見たいと、ずうっと思っていた。

「でもこの映画、上映時間が遅いよ」
「じゃ、その前にレストランに行こう」

ほほお。

「じゃあ、シシカバブ。」

 シシカバブというのは北アフリカのファーストフードだが、カーモーにはそんな物を食べさせるレストランがないというので、仕方ないから中華にしてもらった。

 中華料理のレストランは二つあって、いつも行くのは教会のそば。ノエミのクラスメート、トマの両親の店だ。
本日は趣向を変えて、映画館のすぐそばの、知らないレストランに入った。
中国人じゃなかったけけど、中華料理だった。

 そういえば、日本に帰った時に、友達が連れて行ってくれたお店も「中華」がおいしいというお店で、料理人さんの奥さんは高校の同級生だったので、「まみちゃんのご主人って、中国人なの?」と訊いて笑われた。

 中国人じゃなくても中華作るんだよ。日本人だってフランス料理作るでしょ。
ま、たしかにね。
でもフランスでは、日本人じゃない料理人が作った日本料理はすぐにわかる。その店が日本人じゃなかったら、日本料理店に入らない方が身のためだと思っている。
JPがよく「これならみのりでもレストランが開けるね」と言っている。

 中華料理はタイ料理みたいだった。料理人はタイ人かもしれないと思いながら、時間がなかったので、感想を述べる間もなく、映画館に走って向かった。

 今回のホラーは、久しぶりに大満足のホラーだった。わけわかんないシナリオも、まさに、アメリカホラー映画の醍醐味というか、期待していなかった期待どおりに、いかにもホラーだった。
 カンヌ映画祭では賞をとれないと確信できるシナリオだったが、「悪夢を見れるような恐ろしいホラーが見たい」という、私の希望は叶えられ、お誕生日の夜には、朝までたっぷり悪夢を見た。

お誕生日のプレゼントは、念願のお鍋にしてもらった。
 家庭用必需品をプレゼントにしないという、JPの信念を曲げていただいて、自分の欲しい物を、いっしょに店に行って、いっしょに選んで買っていただくという。。。念願かなってばかりでうれしいお誕生日であった。うひひ

Aucun commentaire: