2006/03/16

新しいメル友 岩本綾さん

 指宿の従兄の一人から、久しぶりにメールが来た。

『先日鹿児島のNHKで、ニュースを見ていたら、霧島の岩元綾さんと、いう人が、「フランス語の童話を日本語に翻訳して、紹介したい。」と言っていたので、みのりに連絡します。』

 霧島屋久国立公園は鹿児島県と宮崎県にまたがっている。有名な高千穂峰(タカチホノミネ)や韓国岳(カラクニダケ)そして温泉の出るえびの高原のある霧島連山だ。綾さんはその鹿児島県でもいちばん寒い辺りに住んでいるらしい。

 翻訳仲間は沢山いるが、鹿児島出身の翻訳家にはまだ出逢ったことがなく、しかも、鹿児島県に住んでいるフランス語の翻訳者は、世界で私一人だけ!?と思っていたところだったので(冗談ですって)その人にとても興味を持った。

 彼女はすでに英語の本を訳されていて、ご両親と一緒に、たくさんの日本語の本を出版されている、出版界では大先輩であった。しかも、テレビ出演や、海外での講演会でスピーチなどもされている。なんだかとってもすごい人だったのだ。
私よりもずうっと若いのに。

 彼女のホームページをご紹介する
http://www.mct.ne.jp/users/ayaiwamo7/jpindex.htm
メールを書いたらすぐに返事をいただけた。
ゆっくり時間を掛けて、言葉を選んで書いてくださっている。

 彼女の元気なスピーチは世界中を駆け回っている。
彼女と同じ病気の人たちや、彼らを支える家族の、大きな夢と憧れに繋がっている。勇気を与えている。彼女と知り合ってはじめて『ダウン症』という病気の名前をかみしめた。『どんな病気なんだろう』と考えた。その病名にどんな意味があるのか知らなかった。
 ただ、知ったからといって、メールを交換するおつきあいに、何の不自由も、ほかの人との違いも、不便も、感じていない。書いたメールには真摯な態度で書かれた返事をくださる。
私の長ったらしいくだらないメールには、返事をくれない人の方が多いというのに。
 とてもいいメル友ができたと喜んでいる。

 何ごとも、まず知ろうとすることから、始まるのではないか。
輝くすてきなメル友ができた。うれしい

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