2006/02/27

久しぶり

 日記が26日から止まったままだったので、みなさまにはご心配をおかけしました。「10年に1度」とも言える(?)大きな仕事が入ったので、毎日睡眠時間が3時間という生活をしていたのです。3月15日午前3時頃。。。無事納品を済ませ、昨日はたくさん寝て、今日はもう3月16日ですが、2月27日からの日記をまとめて書いていくことにします。

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 海外に出て、独身だった時期が6年以上はあったので、役所まわりでも日曜大工でもほとんど自分でやっていたものだ。結婚してからもJPが船に乗っていて、一年の半分は独りだった時期もまた長かったので、私はけっこう何でも一人でできるオンナだ、と思っていた。けれども、何でも一人でやってしまうと、若奥様の可愛げもないし、ダンナはどんどん「妻まかせ」になるので、できることでも「ちょっとやってよ」と言ってみることにしたのだ。

 子供もそうだ。なんでもやってあげていると、母親を小間使いのように思ってしまうらしいので、私は子供がその辺に落としたものも拾わないし、子供の食器は片付けないし、宿題も見ない。(難しいから無理だけど)母がナーンでもやってしまうと、あっという間に片付くことはいっぱいあるのだが、私は私の受け持ち範囲を決めて、そこからさきはイライラしながら見守る努力をしている。

 そうして無関心を装っているうちに、この頃はJPの敷地内(書斎、道具箱、倉庫、屋根裏)でいったい何が起こっているのか、さっぱりわからなくなっている。だから敷地内にある「湯沸かし器」については知ろうともしなかった。

 独身生活というのは寒々しいなあーと思っていたら、夜になって室内温度が一気に下がった。私は寒がりなので気のせいだろうと思って我慢をしていたが、暖房器具が冷たい。
 JPから電話が来たので、家の中が寒いと言ったら「寂しいんだろ?」と言って不気味に笑っている。温度計を見たら20度の表示になっているので「家の温度が高ければ暖房の湯沸かし器は点火しない仕組み。寒がりはおまえのせいだから我慢しろ」みたいなことを言われて電話を切った。
 でも、おかしい。夜遅くになっても暖房は冷たいままで、手足が凍えて、息が白くなって来たが暖房コントロール器の温度計は20度のままだ。迷ったあげくにまたJPに電話して、義母に「淋しいんだったら来ればよかったのに」と不気味に笑われながら、JPの声に変わった。

 状況から推測して、暖房は故障している。それで、私はコードレスの電話を持って、JPの暗い敷地内に入って行った。実況中継とともに湯沸かし器のいろんなボタンを設定し直して、湯沸かし器に「ボッ」と火が点いた時には、マッチ売りの少女よりも幸せな気持ちになった。ああ、電話の向こうにJPが居てくれてよかった。夜中の2時ごろにシャワーを浴びて、いきなり湯沸かし器が故障していることに気づいたのでなくてよかった。。。

 暖かくなり始めた暖房に、お尻をすりつけながら、早くみんなが帰って来ないかなーと思った。

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