2006/02/19

鳥カゼ菌

 暖かい、冬休みの日曜日。みんな家にいる。ノンちゃんみたいに朝寝をして、8時半に起きた。子どもたちに着替えをさせるともう9時半まえ。
 台所でトーストを食べていたら、9時半のニュースで「フランスにも鳥カゼ菌上陸」という話題だった。先週イタリアに上陸した時に、「こりゃあ来るわなあ」と思ってはいた。

 冬に鳥が風邪を引いたり、寒さで死んだりすることはよくあることなので、落ちている鳥をみたからと言ってパニックにならないように、とのことだった。そして、飛んでる鳥をみたら撃ち殺してしまえ、というような考え方もいけません。。。などと言っているが、一応言わなきゃやる人が沢山いる。

 数年前の夏に、ゾエが生まれたラボーという町で、教会周辺にハトが集まりすぎて、駐車場の車や教会周辺が汚れるので、鉄砲を持っている人はみんな集まりなさいというお達しが出て、鉄砲を持っている人が町中のハトを撃ち殺して歩いた。車がハトの血だらけになって、ヒステリーになっている人をテレビで見た。(その頃はテレビがあったので、そういう恐ろしい光景もみていた)

 今朝のラジオでは、野鳥の集まる池のそばに住んでいる人が電話相談をして来ていて、野鳥が庭に遊びに来るのでエサをやってるというので、そういうことは今後はやっちゃいけませんか。。。という相談だった。
 鳥と言えば何でもかんでも風邪菌を持っているわけではないので、神経質にならなくてもいいですけど、『野鳥』にエサやったらいけませんよ、と注意されていた。いやあほんとだよ。
 野鳥はそうってしておいてあげたらいいのだ。
フランスではよく鴨やアヒルなどを食べる。よその国で鳥菌が騒がれ始めてからも、消費量が減ってしまったが、『フランス上陸』で業界は苦境に立たされている。牛肉の次はとり肉か。。。
でもうちではとり肉を買い続けるつもり。(そういえばこの頃食べていないけど)

 フランス海外領土のレユニオン島では、蚊に刺されてかかる病気が大流行しているらしい。

 自然の威力はすごいけれども、自然を人工的に操っている人間が、原因を握っているのではないかなあ、と思う。人間が代償を払わされているのでは?

 死んだ鳥たちが発見されたり、『怪しい』として検査中の15羽の鳥が発見された地域から、半径40キロでは、憲兵が一ヶ月の完全防備をするらしい。鳥を捕まえて予防接種をうけさせるとのお話。注射のついでに番号札も打たれるに違いない。野生の鳥がいなくなるねえ。

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