2006/02/17

最後の日

 冬休み前 最後の授業の日、算数の試験がある。
 ノエミのひじはギプスで固定されているので、あまり痛くはないらしい。
夕べ先生が寄ってくださった時に、「明日はテストもあるし、来た方がいいんだけど」と小さな声でおっしゃっていた。ノエミはたぶん、ギプスをみんなに見せたかったことや、大好きな算数のテストを受けたかったことや、みんなに「どうだったの?」などと訊かれーーーたかったんじゃないかなあ、と思う。張り切って出掛けた。

 母のほうは、朝から着替えもひと仕事だったし、夕べはノエミが眠れなくて、三時にごそごそ起きだしたりもしていたので、肉体的に疲労がたまっている。できたら学校の送り迎えはしたくないんだけどなあ。。。

 乗馬とヴァイオリンには「当分休み」の電話をした。祖父母もこんどの火曜日に来る予定だったのだが、こんどの水曜日には改めてレントゲン検査のために医者に連れて行かなければならないし、その次の水曜日は歯医者なので、「来ないでください」の電話をしなければならなくなった。とても残念がっている。

 算数のテストはまあまあだったらしい。フランス語だったらもっとたいへんだったと思うが、数字だったから良かった。右手でも、ミミズが歩いたような字を書くので、いま左手で書く練習をしているのを見ると、左手で書くほうが上手だ。
 
 こんな時に限って、はさみやノリを使う工作や、ゲームボーイがしたくなるらしい。挑戦しては「できない」と言っている。いつも「自分は何でもできる」と言っているオンナなので、「できない」と言ってみたいのかも、しれない。

 いつもはやらない台所でのお手伝いも、わざわざやって来て、片手でやってみせて、「自分はけが人なのに、こんなに偉い」などと言っている。私も骨折した時に、こんなだったかもしれない。
 あの時に、あまり恩をきせすぎたのかなあ。。。

Aucun commentaire: