2006/02/16

困ったなあ

2006年02月16日
困ったなあ
 11時15分ごろ電話が鳴った。保険の勧誘か、銀行から「引き落とし分が足りませんよ」の電話か、誰かおしゃべりな人からの電話か、急ぎの仕事か。。。とにかくこの時間帯に電話をとって、いいことだった試しはない。20分になったら子どもたちを迎えに行くために、コートを着なければならないので、「もしXXだったら、すぐに切る」と決心して電話を取る。

 「校長ですが、ノエミがけがをしたので、迎えに来て緊急に運んでレントゲンを撮ってください。保険の紙を作るので学校が終わってからもう一度来てください」と言う。

 ノエミは平行棒から墜落して、腕が逆さまにねじれて、ぎゃあぎゃあ泣いたので、授業も中断となったらしい。セーターをまくり上げて、ひじをしっかり包んでいるのは、体育の先生の応急処置だった。今日は学生アシスタントが二名見学に来ていたので、応急処置と、興奮している生徒の取り扱い説明も実践できてラッキーであった。

 ノエミは蒼白で(普段からほかの子に比べて黄色いので、具合悪い時には緑色に見える)泣きはらした顔を歪めている。歩くのも辛そう。幼稚園が終わる時間だったので、泣いているノエミを幼稚園の門の前で待たせて、ゾエを迎えに行き、そこから1分の我が家に戻って、かばんやカギや、食べる物をつかんで、救急病院に向かった。

 すぐにレントゲンを撮ったけれども、コメントを書いてくれるレントゲン技師が昼食に行ってしまっていて、若いドクターが自信なさそうに「一応レントゲン技師の意見を訊きたい」というので、泣く子を連れて自宅に戻った。シートベルトも締められない。

 ハムとご飯にふりかけを食べさせていると、近所に住んでいる担任の先生が寄ってくださった。授業中に怪我をさせたのは始めてだとおっしゃって、ひどく心配してくださっている。ノエミは体育専門の教師の目の前で、勝手に落ちたので、担任の先生には責任はないのに。夕方ノエミのかばんを持ってまた寄ってくださるとのこと。

 食事の後病院から呼び出しの電話が来ないので、こちらから催促して出掛けた。レントゲン技師のコメントでは「骨は折れていない。ヒビもなし」ということだったが、ちょうどアルビの大きな病院から骨の専門家が来ていて、その医者が「ひじの突き出たところにある塊がちょっとずれている」というので、ギプスをすることになった。今日はまだ腫れているので、やわらか目の簡易ギプスで、来週出直し、改めて診察してから、どうするか考えるとのこと。

 明日で学校も終わり、もうすぐ春を呼ぶカーニバルもあるのに。。。
ヴァイオリンと乗馬もお預けで、本人はとってもしょげている。
けがをして、世話が大変だし、診察もあるので祖父母のところに行かせるのもどうかな。。と言っているところ。
「世話が大変だし、せわがたいへんだし、セワガタイヘンダシ。。。」
誰がけが人の世話をするんだろう。

 痛みさえなくなれば、けっこう元気。口は達者。細かいことはできないくせにおおざっぱにやって失敗はできるので、何かとじゃま。けが人に向かって「あっち行け」とか言ってるあたり。。。人間性を疑われる。こんな時ぐらい、お子様にやさしくしてさしあげなければ。
あああああ
とにかく軽くてよかった。
 今までは学校の登下校が心配だったが、校内も安心できなくなってしまった。

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