2006/02/13

日本、その姿と心

 日鉄技術情報センターというところが『日本、その姿と心』という本を出していて、この本にはCD-ROM版とビデオ版もある。
 昔この本と、ビデオシリーズの中で『日本の家庭生活』と『日本の現代社会』というのを持っていたが、引っ越しの都合で今手許にない。

 今日商工会議所に行ったら、日本語の生徒も増えて来たことだし、もう少し面白そうな教材を買ってあげようかと言われた。うれしいなあ。「買ってもらえる教材」を探さなければならなくなった。欲しいものは山のようにある。

 日鉄技術情報センターに問い合わせたら、DVDはないそうで残念。CD-ROMは商工会議所のパソコンで対応できるのか不安だ。
 それにしても「今どき」ビデオなんかかって大丈夫だろうか。家庭でもDVDの時代なのに、数年後にビデオデッキが壊れて、修理も買い換えもできなくなったらどうしよう。悩むなあ。

 参考までにこのビデオシリーズの一覧。
1 伝統演芸に見る日本の心と美--歌舞伎、能、文楽
 (外務大臣賞受賞作)
2 日本のビジネスマン--集団の中での「ガンバリ」の心
3 日本の家庭生活--大都会のサラリーマン世帯 
4 日本の味--その伝統ともてなしの心 
5 日本の技術--そのルーツと今日
6 日本の現代社会--東京の暮らし、地方の暮らし
7 日本の習慣とマナー--日本社会を織りなす心 
8 日本人と自然--暮らしの中の自然観 
9 日本の企業経営--起業家たちの根底に流れるもの 
10 日本の教育--子供たちとその夢 
11 働く女性たち--生きがいを求めて 
12 年中行事と冠婚葬祭--日本人の信仰心

昔持っていた 3の『日本の家庭生活』のまとめ
( )内は私のコメント 
豊富な統計データを基に、大都会の平均的なサラリーマン世帯の日常生活をありのままに紹介。
 家族の対話(がない)、子女教育(がおそろしい)、夫婦の役割分担(があるのは若いカップルだけ、中年妻はまるで女中)、昼間の主婦の行動実態(若奥様はアエロビクス、中年妻はやることなくってメロドラマの前でお茶飲んでる)、住宅問題(狭い、高い)、若い女性の結婚観等の本質にリアルに迫り(いやあ、ほんとリアル)、モノは豊かになっても心のゆとりを持ちにくい日本人の喜怒哀楽が浮き彫りにされます。(中年妻の哀愁にご注目『怒』と『哀』のみ。若いカップルがトーストに玉子とハムの朝食はいいのだが、ハムをお箸で食べている辺りが泣かせる。ご主人が奥さんに給料袋をそっくり渡して、その中から奥さんが小遣いをあげるシーン。みんなが「ええー?」と言ったものだ。)

 昔持っていて好きだった3と6が欲しい。そして今の学生たちに喜ばれそうなのは1と4と8かなと考えている。ビデオばかり買うと予算オーバーになり、「カタカナ・カルタ」や「日本語学習すごろく」や『日本語能力検定試験問題集』の注文ができなくなってしまうので、もうちょっと考えてみる。。。「欲しい物を買ってやる」と言われたのは超ヒサビサなので、かなり緊張している。

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