2006/02/07

反省会

 心配していた、例の「恋人同士」がレッスンに来る日。
「教室でいちゃいちゃする生徒を見るのに慣れていないし、日本語のレッスンでは考えられない状況なので、やめて欲しい」と言ったら、女の子の方は、素直に「わかりました。気をつけます」とは言ってくれていた。あとは男の子の様子が気になっていた。

 今週は、その子が早く来ていつもの席に座り、彼が来る前にクラスメートの一人に「彼のいつもの席に座ってちょうだい」とお願いしていた。だから、彼が教室に入って来た時に、彼との間に別なクラスメートが入っていて、最初はやいのやいのとやっていたが、悪くない雰囲気だった。

 「アンタのせいでしゃべっちゃうから」とか「えー隣に座りたいのにー」とか喧嘩みたいにやっているし、クラスメートもはやし立てているが、でも彼の方も怒っている様子はなく、ほかの子たちも「毎週席替えしよう」とおもしろがっていた。

 「席替え」はなかなかよい案だったのだ。早くやればよかった。でも、私が怒ってやらせたのではなかったので、雰囲気も悪くならなかったのだと思う。とにかくよかった。

 レッスンが8時半に終わってから、私はそのまま「母親の会」の「ロト反省会」に直行した。
「新年ロト」の収益金は3000ユーロを軽く越えており、幼稚園と小学校に振り分けてプレゼントすることになっている。幼稚園の方は新学期から、「やりたいこと」がすでに発表されているので、お金もすぐに渡されるが、小学校の方は「用途」がはっきりしないのでまだ渡されない。

 「母親の会」がそんな決定権まで持っているとは驚いた。「教師陣がちゃんと買いたいものリストを提出するまではお金はやらない」と言っている。えらい!!

 そして、年度末に行われる学校のお祭りについて論点が移ったが、12時まで白熱した会議となった。小学校と幼稚園部門でそれぞれ5つずつのスタンドが立ち、ゲームをさせたり、バザーや持ち寄りの食事会もあるらしい。ゲームコーナーにはゾエが大好きな「アヒル釣り」ゲームもあるので、楽しみ。釣ってプレゼントをもらうというもの。

 何か代わり映えのあるものがしたいねえ、と言っていたので、「折り紙やろうか?」と申し出てしまった。折り紙はけっこう得意よ。日本語教師は折り紙ができなければいけないのだ。
 ツルとかカブトじゃなくって、「ダビデの星」も「3Dのカタツムリ」もできる。サンタクロースとトナカイだってできる。教室では、たいていみんな「不器用」なので、カブトや金魚やコップや船を折らせるが、やり始めると絶対に「もっとやってコール」が出るので、いろんなものを作って見せる。子どもたちにも折らせないといけないので、もっと馴染みのある動植物なども稽古して行くつもり。お習字や、福笑いや「あやとり」をやってもいいなあ。。。と思っている。

 日本人って、フツーの人でもけっこう芸があるんだねえ。着物着て来てって言われているが、着物の着方がわからない。剣道の稽古着を着て、居合い刀をさして行くか。ついでにデモンストレーションをやって。そこまで目立ってどうするヨ。

 「母親の会」は12時半にお開きとなった。みんな元気だなあ。。。

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